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2015年9月25日金曜日

複数台のMacでiOSアプリを開発する方法

こんにちは。
旧iOS担当です。色々あって今は開発してませんが、その昔困ったときの話をします。

開発をしていて、メンバーが増えた―とか、取引先が増えた―とかMac新調した―

とかいうときに、複数台のMacを使って開発するケースがあります。

今は当たり前かもしれませんが、昔証明書あたりもあまり詳しく解説されておらず
ビルドするときどうしようとか配布はどうしようとか悩んだことがあります。

解決方法はとても簡単なんですけど。



これ、各々で普通にXcode開いて開発始めてしまうと、provisioningprofileを共有出来ないんですね。
だから同じソースを共有していてもビルド時に『なんかわかんないけどこらー!』とか、そもそも『provisioningprofileねーよ!』みたいな怒られ方をします。
こんなときにprovisioningprofileをシェアすればいいんでしょ、と思うかもしれませんが
それじゃダメです。
※今はXcodeが勝手にprofileを落としてくるのでそもそも共有とかすらしないかもですが

で、検証の時に何とかしようと思って放置しておくと、後でidentifierが違うとか大元のソースとなんか構成変わってるとか、
どんどんドツボにはまっていってしまいます。

で、じゃあどうするのかというと、
最初に証明書を共有しておけばOKです。
証明書というとザックリしてますが、iOSDevCenterで作ったアプリ公開用の証明書ですね。
これが各Macに入っていれば、『このMacはこのアプリ開発に使っていい端末ですよー』という証明になります。
その証明があれば、配布やリリースなんかも出来るわけですね。
provisioningprofileも証明書に紐付いているので、これをしないと共有出来ないです。



で、肝心の証明書の共有方法を簡単に。
①まずこれまでリリースに使っていたMacを起動します。
 (リリースしたことない場合はまずはリリース方法から勉強してください)
②Macでキーチェーンアクセスを開きます
③そこにアプリ配布用の証明書がいるハズです。
④証明書の『‣』ボタンを押すと、鍵が表示されます
⑤証明書と鍵を両方選択した状態で右クリック(Macではなんて言うんだ・・・)
⑥書き出しを選択し、OK⇒OK⇒書き出しみたいな感じで書き出す
⑦パスワード付き(無でもいける)の.p12ファイルが出来上がるハズです。
⑧この.p12ファイルを別のMacに渡します
⑨別のMacで.p12ファイルを開き、⑦のパスワードを入力します
⑩キーチェーンアクセスを起動
⑪証明書が入っていること、鍵も一緒についていることを確認します。
※よくあるのが鍵がついていないケースです(‣これ)鍵が無いと証明書として機能しませんのでご注意

 但し、これらは注意が必要で、①のように必ず親となるMacが必要です。
証明書作成・管理用の親Macを決めておいて必ずそこから配布するようにしてください。

 以上です。意外と簡単なことで済みます。

5分で出来る、cocoapodsインストール

神ツールと名高いcocoapodsですが、これまでなかなか導入に踏み切れませんでした。

最近では個人開発のライブラリから有名どころのSDKまでなんでもそろっている訳で。

どんなのがあるのか興味がある方はこちら。

https://cocoapods.org/



導入しなかった理由はただなんとなくだったんですけど、

・・・思い切って導入してみっか!とこれまたなんとなく思ったわけで。

半分気分ですね。

で、導入した感想は、「あ、これ5分で出来るじゃん。簡単」です。

なぜもっと早くやらなかった・・・。



そしてライブラリの管理楽すぎすごい。楽しい。なんかありがとう。



そんなcocoapodsの導入方法ですが、簡単にまとめます。

①macのターミナル開く

②魔法の呪文その1「sudo gem install cocoapods」

③魔法の呪文その2「pod setup」

④プロジェクトのディレクトリにPodfileを設置(空のテキスト置いてCmd+Iで拡張子いじると簡単)

⑤ターミナルでプロジェクトのディレクトリに移動し「pod install」と唱える!!



簡単です。簡単すぎてなんでもかんでも入れすぎないように注意。

ちなみに、ビルドするときは「BaseSDK」と「BuildActiveArchitectureOnly」という

罠が二つ潜んでいるので注意。